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今までの自転車の購入方法を考えてみてください、自分の好きなブランド、価格、色、サイズなどを決め、それを店のスタッフに伝え、スタッフも希望条件にあった自転車を勧めて販売するというのが普通でした、そうなのです買う側も、売る側も誰が作り、どのように完成車になるかを知らなかったのです。
以前から、自転車が構成される色々なパーツのオリジナル化を進めてきたThis isでは生産されている方の顔の見える自転車作りをしたいと、つねづね思ってきました、そこで、This isのオリジナル自転車を作るうえでご協力いただいている、自転車の匠をご紹介し、販売以前の自転車ができるまでを、少しでも多くの方に伝えたく、自転車の匠の工場まで出向き、製作工程、完成までの失敗談やちょっとしたコツなどを交えお話を伺い、写真を取らしていただきご協力いただきました
#1オリジナルレザーサドルのできるまで
          コレクション/エァープレーンサドル
Stitch
エァープレーンサドルという名称で一枚革のオリジナルサドルを作り始めてから約15年の年月がたちます、複葉飛行機の翼の上にCOLLECTIONとの刻印が入った革サドルを街で見かけた方もいらっしゃると思います、現在日本国内で唯一、一枚革のサドルを作り続けている自転車の匠をご紹介し、こういう過程でひとつの商品が出来ていくのと同時に少しでも長く愛着を持って弊社のオリジナル商品を使っていただきたく思います
サドルの下の金具です、18個のパーツから構成されています、それぞれに作る会社が違い一つ一つのパーツを集めて金具を構成します 平革から熱を加えてプレスをし、さめてから又プレスを、それを6回繰り返し、サドルの形に成型し、回りの余分な革を専用刃物で切り、形を整えます ハンドメイドで回りのステッチを
縫ってから両サイドの刻印
(COLLECTION)を打刻します 
初めに、サドルの前の部分に銅鋲を3箇所を金具をつけて打ち込みます 後ろの、6箇所の銅鋲の打ち込みで、後ろ金具を固定する 前後で計9個の銅鋲で金具を固定し鋲うちは完成
鋲で固定した金具にレールの金具を取り付ける レールの固定は、レールの先端をサドルの形を整え、サドル自体の張力を持たすため専用の工具で引っ張りながら締める これでオリジナルサドルの完成です、
この方が革サドルつくりの匠の森本さん
です
有難うございました
一枚の革の裁断から始まり、ひとつの革サドルが完成するまでに100の工程の作業があるといわれています、現在、日本では一枚革のサドルをつくる職人さんはほとんど皆無です、外国のサドルに価格面で押され、その技術を受け継ぐ方もいなくなっていると聞きます、良き日本の伝統を守るためにも我々はこれからも日本の匠の技でオリジナル商品を作り続けたいと思っております
#2オリジナルフレームの製作
          コレクション/ミニベロ.コースターブレーキ
フレームの製作は根気と一台一台のフレームに対しての思い入れであります、ひとつの作業をこなしその部分をチェックし調整をする、次の工程でも又チェックし調整をする、それを何度でもおこない、フレームビルダーの作品としてこの世に出てくるのです、昨今、価格や大量生産の問題で、粗悪な商品が出回っていることを聞くたび、弊社のフレーム製作を長年、お願いしているK社に感謝している次第です
弊社のフレームはラグレスと言って、チューブとチューブの接合部にラグと呼ばれる金具を使用していない、スーパーウェルディング製法で作られています、チューブとチューブの接合部に段差が無いため非常にシンプルなフレーム構造になるのが特徴です
素材(クロモリ鋼やハイテンション鋼)のチューブのキズやゆがみ、曲がりがないかのチェックをします 各チューブごとに接合部の加工をします、これをザグリといい、チューブの場所、角度などにより微妙な調整をしながら作業を進めます チューブとチューブの密着に
気をつけながら慎重にザグリの
調整を行います
平坦な場所に前三角を置き
接合部分の不備がないかをチェックします
これがフラックスといって溶接時に熱の回りをよくして均一に溶接出来るようにする粉剤です フレームはフロントフォークを除く
と10本前後のチューブで構成され
ているのが普通です、このチュー
ブを一本一本丁寧に仮組溶接して
いきます
写真はヘッドとトップチューブの仮組みの溶接です 前三角を仮組み溶接して、細かい部分を専用工具で調整しているところです、すべての溶接部分を特殊な工具を使い正確に仮組みします 仮組み溶接ですべての接合
部分の調整が終わると本組み
の溶接に入ります
溶接は真鍮棒を溶かして行い
ますが、温度や材質などの関
係で何種類かの真鍮棒を用意
してあります
ねじれの無い正確なフレーム
を作るために、後三角を治具
に固定し本溶接に備えます、
後三角をつける溶接です
フレームが一台一台、出来上
がっていくのを見るのはとても
気持ちが良いものです
4種類のゲージを使い、後ツメ
のハブ芯、エンド幅、左右のねじれなどをチェックします
ゲージを使ってブリッジ寸法を
チェツクします
リァエンドのねじれのチエック
です、この後実際の車輪をは
めて再度、間隔などの調整を
行います
溶接のガスにはアセチレンやプロパンがありそれを酸素と混ぜ、溶接のガスにします、温度は800℃から900℃にも達します 20年近くもフレームを作っていた
だいているK社の佐藤さんです
有難うございます
自転車の製作の初めはまずフレームです、そのフレームに色々なメーカーさんでつくるパーツをコーディネイトして自転車はできあがります、自転車の個性とはそのコーディネイトにあるのかもしれません、しかしいくらコーディネイトがすぐれていても粗悪な素材や品質の悪いパーツを使うと、その自転車も価値の無いものになってしまいます、弊社ではメーカーさんのご協力を頂、適正価格で良い自転車を一人でも多くの方に乗っていただくのを
目標にしております。
#3次回はオリジナル自転車を作るうえで大事なフレーム塗装の取材をします
知らない自転車の世界に浸れるって楽しいですね!
又、自転車の匠に対してのご質問やご意見があればinfo@bart-co.comまでメールをいただければ、わかる範囲でお知らせします